2月26日(日)エビデンス

 日本経済新聞サイエンス面「放流で魚が減る」で興味深い。放流したら、逆に魚はいなくなる――。驚きの分析結果をまとめた論文に波紋が広がっている。生態系のバランスが崩れ、かえって魚の数や種類を減らしてしまうという。国は放流を推進するが、科学は別の現実を突きつける。「無駄どころか逆効果?」「びっくり」。北海道大学が研究成果を発表した直後からSNS(交流サイト)には驚きの声があがったと。結びに、国は「効果のある魚種に重点化を進めている」(水産庁)という。放流が人間のおごりの象徴となるのか、自然への恩返しとなるのか。誰もが自然の恵みを増やしたいと願っていると。
 さて、石巻市かわまち交流センター(かわべい)で開催されている美術教育研究所アトリエ・コパンの『第5回小品展「凧絵展」』が、凄い。子どもたちの感性で描かれた凧絵とコメントに驚く。66点の作品どれものが創意工夫で目を楽しませてもらった。次に、マルホンまきあーとテラスで『第27回石巻芸術文化祭』が開催。14団体の展示部門の五行歌に私の作品も展示、キルトや絵、書など市民が楽しめる文化祭。友人・知人など多くの市民の方々と一緒になった。また、小ホールで18団体が舞台出演で賑やかだった。次に、女6人販売会が開催されている道の駅上品の郷へ。プラス石森会長も入口に出ていた。女6人は、「あおまる」「ふみの家」「パン屋はこ」「Kimuriya」「Kouso Spa Masha」「noncom_crepefactory」。買い物を楽しみ車屋さんで懇談。強風で寒さも倍加。夕方、早目に戻り朝の放流について考え、自然界は不可思議だ。東京海洋大学の浜崎活幸教授は「科学的なエビデンスに基づいて議論すべきだ。放流は見直す時期にきている」と。自然の恵みとすみかの保全こそが大事だ。新たな展開となるか。

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