5月27日(土)進化

 日本経済新聞データで読む地域再生に『子育て支援企業、徳島県が割合トップ 男性育休率高く』が、掲載された。従業員への子育て支援を重視する企業が地方で拡大している。男性の育児休業取得率が13%以上などの基準を満たした国の認定企業数が各地の企業に占める割合は都道府県トップの徳島県で約8%に達した。認定企業割合が上位の地域は女性の管理職比率が高い傾向にある。子育て支援は人材の採用や定着とともに女性活躍も左右する。子育てと仕事との両立を支援する制度が手厚い企業を厚生労働省は「くるみん」の愛称で認定するという。
 さて、朝汗だくになってランニングし午前8時45分から令和5年度石巻市立万石浦小学校運動会。雲ひとつない晴天は、運動会日和。全校児童238名が「仲間と全力で支え合う運動会」のスローガンの下で紅白の戦い。今回から閉校した石巻市立東浜小学校の児童も加わって全児童は減少傾向だ。来賓席でコロナでしばらく来れなかったが、随分と児童が減った印象だと。万小三代祭り2023の玉入れは2回とも同数で白熱、保護者や地域の方々から大声援と万国旗に大漁旗は嬉しい。お昼後、石巻市博物館第5回企画展開場式にご案内いただいたが、運動会出席のためその後に見学、本日から8月20日(日)まで。今回は、博物館・武蔵野美術大学「民具のデザイン図鑑-くらしの道具から読み解く造形の発想-」。民具は、特定の設計者が考案するのではなく、人々の暮らしの現場において理にかなった造形として生み出され、生活が変化するのにともない、その造形も常に変化してきた。そうした民具に対して、次の三つの視点を設定すると良いと。
① 日常的な労働や身の丈にあった生活に即した造形〈かたちと身体性〉
② デフォルメされた造形が意味を生み出し、共有する造形〈ユーモアと図案〉
③ 自然に宿る精霊や神仏を表現し、その霊性を暗示する造形〈見立てと表象〉
宝船やカンバンはこれまで携わってきたので感慨深い。帰りに、明日開催のカンタータ「大いなる故郷 石巻」の準備の三國裕子さんとお会いした。大いなる故郷石巻は、石巻市制施行40周年記念事業として制作された古里賛歌で初演が1973年に市民会館で行われた。今回は10年ぶりで、明日が楽しみ。

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