10月26日(木)利他の精神

 日本経済新聞文化面に『野口英世支えた生涯の師』が掲載された。執筆者は、「福島・猪苗代の教育者小林栄 書簡読み解き伝記に」小林俊治さん。約20年にわたって千円札の顔を務めてきた医学者、野口英世。彼とその家族を生涯にわたって支え続けた人物がいる。英世の故郷、現在の福島県猪苗代町の教育者、小林栄(1860~1940年)だ。私は妻が栄のひ孫にあたることから興味を持ち、英世との書簡をもとに栄の人生を読み解いてきた。猪苗代高等小学校で英世の担任だった栄は、英世の伝記にも「恩師」として必ず登場する。貧しい農家に生まれながら尋常小学校で成績抜群だった英世に目をかけ、高等小学校への進学を援助したと。いろいろあるが、結びに、利他の精神で生きた栄のことを、多くの人に知ってもらいたいと。利他の精神は、そのようにありたいと思う。支えとご縁を大事にする。荒んできた時代だからこそ必要だ。
 さて、先週22日(土) あゆみ野近隣公園で開催された『石巻祥心会第14回地域交流祭』のステージイベントで、伏見綾華さんの「ふるさと石巻」を聴きましたかと23日に教えていただいた。聴いたことが無かったのでツテを手繰り遂に3日目にして電話やお邪魔して次々とネットワークでたどり着いたのだ。早速、聴いてみて、石巻市を紹介し石巻の応援歌として素晴らしい。この歌は、2007年(平成19年)に民謡歌手からデビューした伏見綾華さんの歌だ。支えと不思議なご縁に感謝。さらにカップリング曲に「望郷 牡鹿半島」があった。何と私の地元、小積峠が歌詞の二番の中に出て来る。ご縁に感謝感謝。その後、ご依頼いただいた件を解決し夕方はパン屋さんでほっこり。

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