11月21日(火)オガール
岩手県紫波町のオガールインに宿泊し、朝は周辺を散策5.5キロ歩いた。紫波町視察でオガールプラザ 中央棟 紫波町図書館内ミーティングルームへ向かう途中にビックリ。バレーと道の駅産直の件で視察の気仙沼市議会及川議員とばったり会った。いろいろお話しして、その後、視察項目の「官民連携による図書館を中核とした地域活性化の取り組みについて」五所川原市議会藤森真悦議員と一緒に藤尾智子 紫波町情報交流館長(図書館長)からご説明と館内をご案内いただいた。1955年(昭和30年)に1町8カ村が合併し誕生した紫波町。盛岡都市圏の南部、盛岡市と花巻市の中間に位置する。中央部を北上川が流れ、東側には北上高地、西側には奥羽山脈が聳える。国道4号など6本の幹線が町を南北に走り、インターチェンジや3つのJRの駅がある。面積238.98km2、人口31,906人 。近年は、オガールプロジェクトをはじめとした「公民連携によるまちづくり」で注目を集めている。オガールプロジェクトとは、都市と農村の暮らしを「愉しみ」、環境や景観に配慮したまちづくりを表現する場にすること理念にしている。「町民の資産」である町有地を活用して、公民連携手法を用いながら財政負担を最小限に抑え、公共施設整備と民間施設等立地による経済開発を進めている。そもそも、紫波町は、JR紫波中央駅前の町有地10.7haを中心とした都市整備を図るため、町民や民間企業の意見を伺い、平成21年3月に議会の議決を経て紫波町公民連携基本計画を策定した。この基本計画に基づき、平成21年度から紫波中央駅前都市整備事業(オガールプロジェクト)が始まった。平成19年 4月 公民連携の推進に関する学校法人東洋大学と紫波町との協定書締結し、8月 紫波町PPP可能性調査報告書(東洋大学大学院公民連携専攻作成)、平成21年 2月 紫波町公民連携基本計画策定、3月 都市再生整備事業(紫波中央駅前地区)策定、6月 オガール紫波株式会社設立、6月 紫波町オガール・デザイン会議設置、平成22年 3月 オガール・デザインガイドライン策定、平成23年 4月 岩手県フットボールセンター 開場、平成24年 6月 官民複合施設オガールプラザ オープン、8月 紫波町図書館 開館(オガールプラザ内)、平成25年10月 オガールタウン日詰二十一区 宅地分譲開始、平成26年 6月 エネルギーステーション 完成、7月 民間複合施設オガールベース オープン、平成27年 5月 紫波町役場新庁舎 開庁、平成28年12月 民間複合施設オガールセンター オープン、平成29年 4月 オガール保育園 開所。朝の散歩で7時30分過ぎから子ども保育所に連れて来る親御さんを見て一点集中のまちづくりに官民連携の仕組みを実行したリーダーと関係者に敬意を表したい。さらに、オガールには、8種の飲食店や7つの販売店の他に、3つのクリニック、2つの体育館、ホテル、図書館、町役場、サッカー場、スポーツジム、美容院、複数のレンタルスペース、様々なサービス業などの入った複合的な施設についてご案内いただき、この施設で人々が集まればできることは無限大。中央には芝生の広場があり、ひとつのまちのように沢山の交流が生まれて、育っていく、まさにオガールだ。石巻市図書館にも活かしていきたい。帰路の盛岡駅で、大手翔平グッズ販売。瞬く間に手前のワゴンが空っぽに。恐るべし人気。お疲れ様。