11月29日(水)機会

 日本経済新聞春秋に『明治初めに高橋由一が描いた「鮭」は、写実表現が売りの絵だ。当時、日本に西洋画がもたらされてまだ間もない。日本の絵とは質感も違う油絵を気味悪がる人もいたらしい。江戸幕府の洋学研究機関である洋書調所で学んだ由一は、その西洋画の普及に情熱を注いだ。誰もが知る新巻鮭をあえて画題にしたのは、そのためかもしれない。荒縄でつるしたサケの体は立体的で、光沢あるウロコ、少しシワのよった皮も本物そっくり』と鮭の絵から漁獲量が減っている話題へ。北海道の11月半ばの水揚げは前年同期の7割以下、宮城県では2013年度6,500トンあったが、2022年度は87トンに激減。凄い数字だ。一方、同紙東北版に『福島の水産、拡大へ転機』福島県の水産業が販売拡大へ転機を迎えている。東京電力福島第1原発の処理水の放出開始から3カ月たつが、当初懸念された同県産品への風評はほぼみられない。むしろ消費者の「応援買い」で盛り上がりを見せる。一過性に終わらせず、原発事故で失われた商流の回復につなげられるかどうかが問われると。
 さて、我が家のWi-Fiについて、携帯電話を始め一体化する契約変更。時間は要したが、これで一元化できた。費用もあるが、キャッシュバックなどの恩典も驚くほどだ。午前中で終えて、午後から市役所で、スポーツコミッションなど会派勉強会で繋がった歴史に御礼、渡波の件でお話しして歴史本を仕入れ自宅。朝の福島の例からも「応援買い」を定番にすることや未利用魚商品化や海外PRなど打つては無限へと運びたい。

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