1月6日(土)小寒
きょうは、二十四節気の小寒で2月3日の節分までが寒の内で、一年中で最も寒い時季となる。令和6年能登半島地震に関する特集を見るが、胸が痛くなる。午後4時の時点で、石川県内で、あわせて126人の死亡が確認され、また、重軽傷者は県内全体で少なくとも516人にのぼっていると。死者が100人を超える地震災害は、過去30年で繰り返し起きていて、①1995年の阪神・淡路大震災では、建物の倒壊や火災などが相次ぎ、その後の災害関連死も含めて、6434人。②2011年の東日本大震災では、マグニチュード9.0の巨大地震が発生し、高さ10メートルを超える大津波が沿岸に押し寄せ、震災関連死を含めた死者・行方不明者は、2万2215人。③2016年には熊本地震が2度にわたって震度7の揺れを観測し、熊本と大分で合わせて276人。次いで、今回となる。被災地では、道路が寸断されて孤立している地域があるほか、明日以降は厳しい冷え込みが予想されていて、災害関連死をどう防ぐかが課題となっている。さらに、住民基本台帳をもとに本日午後2時の時点で安否が分かっていない人として、210人の氏名や年齢などを公表し広く情報の提供を求めている。本日は、娘の送り迎えと明日からの準備。乗客乗員379人を乗せた日本航空516便が2日、着陸した羽田空港で海上保安庁の航空機と衝突した事故で日航機乗客乗員が全員無事は奇跡と外国メディアが報じていたのに対して元職は日頃の訓練の賜物だと、備えあれば憂いなし。しっかりと危機管理を実践する必要がある。残念ながら、石川県で、これほど壊滅的な被害となった背景には、街の低い耐震化率と、高い高齢化率があるという。珠洲市によると、市内にある住宅約6000軒のうち、2018年度末までに国の耐震基準を満たしていたのはわずか51%。同じ時期の全国の耐震化率(87%)と比べても極端に低かった。一方、20年の珠洲市の65歳以上の割合(高齢化率)は、石川県内で最も高い51・7%。新耐震基準が適用された1981年以前に建てられた古い木造住宅が多く、高齢化に伴い耐震化工事もなかなか進んでいなかった。家主が亡くなったり、高齢者施設に入ったりして、市全体の2割程度が空き家になっており、手入れが行き届かずに老朽化しているケースも少なくなかったとみられる(毎日新聞)。さらに、そうした街を弱らせていたのが、20年12月から能登半島で続いた「群発地震」。22年6月には最大震度6弱、23年5月には震度6強の地震が発生。いずれも珠洲市は被害を受け弱っていたという見方も出ている。小寒からどんどん寒くなる。東日本大震災は3月で冬は必ず春となるの思いと諦めないで、頑張ったが、寒さが一層厳しくなっていく諦めないで作業が一刻も早く進むことを祈っている。