1月27日(土)習慣病
日本経済新聞春秋に『年の初めに餅を食し、家内安全や無病息災を願う。古来各地に伝わる風習である。大阪のとある商家では旦那が家中に雑煮を振る舞った。だが箸をつけた丁稚の定吉が泣きだしてしまう。聞けば、餅をかんだ拍子に歯が欠けたとか。上方落語の古典「正月丁稚」である』と、これまで自民党がキックバックでの「餅代・氷代」についての指摘だ。しっかりと早期に決着(浄化)させて欲しい。同紙のデータで読む地域再生は、物価上昇を上回る賃上げが一足早く一部の地域で実現している。2023年10月まで1年間の都道府県ごとの賃金増減率と物価変動率(いずれも前年同期比)を比べたところ、群馬県と大分県で賃金の伸びが物価上昇を上回った。中小企業の賃上げに奨励金を出すなど、自治体も賃金の底上げを後押しするというもの。一方、東北の実質賃金は依然として低迷が続いている。ただ名目賃金は4県がプラスになるなど「賃上げ」の動きは小幅ながら広がりつつあるようだ。今後は、所得向上が消費を喚起し、企業業績が好転し、さらに所得が向上するといった好循環につながるかが最大の焦点となると。
さて、物価高超す伸びの実現が焦点となっている中での餅代氷代は時代錯誤だ。不健康そのものだ。奇しくも、第10回石巻市民食育健康フェスティバルがマルホンまきあーとテラスで開催された。正午過ぎに減塩メニュー、野菜の活用例の紹介に体験コーナーにチャレンジ。血管年齢46歳はじめ塩分チェックは9点、ベジスコア316、自律神経A、ベジチェック5、骨格筋・部位別脂肪バランス標準など良い結果だった。1時半からの講演は、「はじめよう健康づくり、生活習慣病予防の常識!〜ここがポイント 食事と運動〜」の演題で講師は、石巻赤十字病院 産業医 荒川梨津子先生。終了後に引き続きベガルタ仙台による健康体操で盛り上がり運動と脳トレ。会場いっぱいの市民の方々がチャレンジして楽しんでいた。生活習慣病も常日頃の習慣の成果をしっかりと改善しないと積み重なり、ある日突然の疾病。重なるものがある。