2月23日(金)天皇誕生日

 日本経済新聞春秋に『独創的な楽曲を数多く生み出したデビッド・ボウイは、冷戦を象徴する壁の近くでコンサートを開いたことがある。歌った曲は「ヒーローズ」。頭上で銃声が響く中、壁際でキスをする2人を歌った曲だ。「僕たちはヒーローになれる」。恋人たちの祈りを詞に乗せた。壁の向こう側の東ドイツではこのとき、ボウイの歌を聴こうとたくさんの市民が集まっていたという。ベルリンの壁がハンマーで打ち砕かれたのはその2年後の1989年。世界が激しく動揺した年だ』と、東京23区の土地でアメリカ全土が買えるとまで言われたバブルの宴、きのう日経平均が89年12月につけた史上最高値を終値で超えたが、株高は吉報だが経済の実情は往時と異なると。10年あまり前に規模で中国に抜かれ昨年はドイツにも逆転された。結びに、『むしろ願うのは、株価に見合う豊かさを実感できる世の中。新たな価値を創造する挑戦が、それを可能にする。見えない壁を打ち崩しながら』。その通り、「天井」を突き抜けたが、もはや「バブル後」ではない。一人ひとりの国民が株価の恩恵を享受するように政治が主導すべきだ。キックバックどころかそれに向かってキックオフだ。
 さて、天皇誕生日を皇居で、天皇陛下の64歳の誕生日を祝う一般参賀についてNHKニュース。東京は雨、午前9時半に皇居の正門が開くと、待っていたおよそ6000人が二重橋を渡って宮殿の前に向かったと。天皇陛下は、午前中3回、皇后さまと長女の愛子さま、それに秋篠宮ご夫妻とご夫妻の次女の佳子さまと皇居・宮殿のベランダに立ち、集まった人たちに手を振ってこたえられました。天皇陛下は、「冷たい雨が降る厳しい寒さの中、誕生日にこのように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを誠にありがたく思います」としたうえで、能登半島地震の犠牲者の遺族や被災した人たちへのお見舞いのことばを述べられました。そして、「この冬も、大雪や厳しい寒さで苦労された方も多いことと思います。皆さん一人ひとりにとって、穏やかな春となるよう祈っております」と話されましたと。明日は、私の誕生日。

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