4月19日(金)本物
日本経済新聞に『藤原定家自筆の古今集注釈書 専門家「国宝級の発見」』、平安末期―鎌倉期の歌人、藤原定家(1162~1241年)が記した古今和歌集の注釈書「顕注密勘」の自筆原本が初めて見つかったと。冷泉家時雨亭文庫(京都市)が18日発表した。写本は複数あり一部は国の重要文化財に指定されているが、調査した専門家は「国宝に値する素晴らしい文化財だ」と評価。和歌研究の進展につながると期待される。何とも嬉しい、今後の研究に重要な位置を占める。加えて、同紙文化面に『探究 東北「奥浄瑠璃」の深遠江戸期に広まり失われた芸能、筆写本100冊読み解く 阪口弘之』も元禄2年(1689年)、塩釜の宿で松尾芭蕉は、盲目の法師による語り物を耳にしたと「奥の細道」にある。琵琶などを弾きながら東北なまりで語る「奥浄瑠璃」という芸能だ。江戸時代以降東北一帯に広まったが、昭和半ばに語り手がいなくなり、今では耳にすることができなくなった。かつて盲目の法師らはどんな物語を語っていたのか、その片りんを今に伝えるのが奥浄瑠璃の筆写本だそうだ。貴重な文化が理解できる研究で本物の価値が見出せる。
さて、石巻市議会日高見会の視察研修で9時に石巻市役所に集合し、女川原発PRセンターへ。女川原子力発電所について学習し、同PRセンター視察、入構手続きし、バスで女川原子力発電所構内一巡し安全対策工事視察。戻って来て、PRセンターでVR発電所建屋編視察、質疑応答、視察終了。百聞は一見にしかず新基準の対応について知ることができた。終了後の午後1時20分過ぎに、会派の研修に続きニュースに取り上げられていた老朽化などのため解体されたサン・ファン館の木造復元船「サン・ファン・バウティスタ号」の後継船(新たな復元船は4分の1サイズ)を見た。あまりにも小さいのでびっくり。今後はマストや装飾を取り付けて5月末ごろのリニューアルだが、唸りたくなった。復元船も実物大とは違い、小さすぎてビックリだった。