5月7日(火)疑問

 ルーティンを終えて、河北春秋になるほどと思った。『「県長」ではなく、なぜ「知事」なの? しばらく前、めいっ子に聞かれた。素朴な疑問にはて? 選挙で選出される首長は市町村が「長」で都道府県は「知事」。全国で47人だけの呼称には別格の響きがある。知事はもともと仏教語。『岩波仏教辞典』によると、寺院の事務を取り扱う役職。総監と綱紀担当、食事担当、建物修理監督など「六知事」があり人々に奉仕した』と。同様に社長や理事長、会長の長ではなく銀行は「頭取」だ。こちらは、明治政府が国立銀行条例で代表者の呼び名を「頭取」と定めたため。江戸時代まで遡る起源があり、落語『火事息子』では江戸町火消し「いろは四十八組」の長を「頭」、その頭を束ねる人を「頭取」と呼んでいた。とにかく、「なぜ」という疑問を持つことは重要だ。
 さて、メンズカーブスの月初めの測定、なぜではなく動いた分、数字で結果が出る。疑問や動くことの大切さだ。このゴールデンウィークの諸課題のうち、石巻市指定文化財の旧石巻ハリストス正教会教会堂が草だらでだったことから早速、石巻市教育委員会に申し上げた結果、草刈りを実施することになった。この施設は、1880年千石町に建築され、現存する日本最古の木造教会とされ、1978年の宮城県沖地震の揺れで大きな被害を受け、1980年に現在地に移築、復元。東日本大震災では津波で2階まで浸水し、2019年に復元された。2度の被災を乗り越えた復興の象徴だ。その他各部各課ヘ、そこで元議員から声を掛けられ、文書をいただく。

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