6月13日(木)現地確認
「どんよりした雲が空を覆い尽くし、何かを予感させるような蒸し暑い夕暮れであった」。平沢朋郎東北大名誉教授が半世紀近く前に執筆した『宮城県沖地震に学ぶ』は小説のような情景描写で始まる。1978年6月12日午後5時14分に起きたマグニチュード(M)7・4の宮城県沖地震は仙台市で震度5を観測したと河北春秋に掲載された。当時は、大学に入ったばかりで先月本当に久しぶりにキャンパスを歩いたばかりだったのでリアルな記憶が甦った。
さて、10時から石巻市役所を出て、5月31日議長に提出した請願の紹介議員として請願者の南三陸の山並みを考える会佐藤栄晃さんのご案内をいただき会派で現地確認と既存の上品山に設置してある風力発電を見学。京ヶ森から雄勝峠近くまで行き、女川経由で稲井から上品山へ。道が狭隘で崖崩れなど心配される地域だ。鉄塔(80m)のがあったが、その倍の180mは景観はもとより危険で、女川町の水源にも影響を与えそうだ。さらに絶滅危惧されているイヌワシが確認されている地区でもあり、当然ながら環境保全を願いたい。お昼過ぎまで、しっかりと視察して午後2時からの荻浜地区振興協議会総会のため荻浜支所へ。防災服の理由を総会祝辞で述べ、危機管理の重要性と9月から予定されている女川原子力発電所稼働での危機管理や避難道整備など対応して行く旨のお話をさせれいただいた。終了後、着替えて市内へ。その後、自宅へ戻り携帯電話探し、、、。管理は大事だ。