7月6日(土)ウェルビーイング
日本経済新聞の広告に載っていた『永田町のシンデレラ』西川三郎著(幻冬舎)を取り寄せ一気に読んだ。TVキャスターから口説かれ女性政治家となる松嶋玲子。その後、少子化対策担当大臣として奮闘するが、夫の敏腕トレーダー・圭の人脈と活動支援。ある日、総理が倒れ、予期せず総裁選に出馬する羽目に——。玲子は魑魅魍魎蠢く永田町を浄化し、未来への礎を築くことができるのか。日本初の女性総理が、腐った政界・日本の政界に巣食う諸悪の根源を徹底的に炙り出す、痛快政治小説間違いだらけの日本政界に一石を投じるという触込みに面白く読めた。特に、179ページの『政治と倫理の究極の目標は、人間のウェルビーイングであるべきだ』と玲子の初信演説。この引用は、「World Happiness Report(世界幸福度報告書)」の2023年版を発表。国別の幸福度ランキングで日本の順位は137カ国中47位となり、前年(146カ国中54位)より上昇、SDSNの代表で米コロンビア大の経済学者、ジェフリー・サックス教授は「政治と倫理の究極の目標は、人間のウェルビーイングであるべきだ」とコメントしていた。
さて、雨上がりで蒸す。厳しい連日の暑さは続きそうだ。軽くルーティンを終え、メンズカーブスで汗を流しランチでカフェヌーンへ。『三浦幸恵 クラフトアート作品展』が、令和6年7月28日まで開かれている。バックや小物入れなど素敵なクラフトアート作品との出会いが楽しめた。次に、熊倉保夫『色彩の世界』展の企画展を鑑賞に。7月は『色彩の世界』のテーマの如く、緑色で描かれた北上川河口と日和大橋と停泊する船はじめ赤や紫など色に入り込む。紫で描かれた曳航されるサンファン号と朝焼けに真っ赤に染まった海と金華山が私の推しだ。続いて、石巻市出身で1960年生まれの日本画家山田伸さんが日本美術院同人に推挙されたのを記念した作品展が石巻グランドホテルで開催(主催は藤崎石巻店)。入って直ぐ「咲く」やトンボが静まっている中でじっとしてる。ほかに花、魚、鳥、風景などの作品約30点を展示へ。その後、6月に復興住宅が当たった件で懇談。ウェルビーイングを高めていくことをしっかりと取り組んでいく。