10月7日(月)読書

 石破茂首相が初めて臨んだ本日の衆院代表質問は与野党が衆院選の主要争点を問う前哨戦となった。所信表明演説で触れなかった「アジア版北大西洋条約機構(NATO)構想」や選択的夫婦別姓などに関し前政権の立場に近づける「現実路線」への修正が目立ったようだ。登壇したのは、立民 野田代表、自民 小野寺政調会長、維新 馬場代表、公明 石井代表、共産 志位議長、国民 玉木代表で安全保障について・「選択的夫婦別姓」について・金融所得課税強化の必要性について・旧統一教会をめぐる問題についてなど。しっかりと議論していただきたい。
 さて、諸案件の整理を行い11時30分から友人と懇談ランチ。ありがたいことに石巻市の歴史に関する写真集など頂戴した。最近、歴史ものが集まってくる。そういうサイクルか年代なのか。個々の家のルーツや先祖を敬うことは大事だ。誰一人として欠けても自分が誕生することはないのだから。終えて、時間があったので、ギリギリでメンズカーブスへ。午後からは市役所で諸案件の依頼処理。渡波へ寄り夜は読書。そういえば、本日の日本経済新聞社説は、文化庁の調査で、1カ月に本を1冊も読まない人の割合が6割を超えたことが分かった。知識を身につけ、人格を涵養(かんよう)する上で、読書の果たす役割は重要だ。様々な著者の多様な意見に接することは、自由で健全な民主主義の礎にもなろう。それだけに読書習慣の減退には危機感を覚える。社会全体で対応を考えていく必要がある。文化庁は「国語に関する世論調査」の中で、1カ月の読書の冊数を5年ごとに調べている。2023年度の調査では、1冊も読まないと答えた人の割合が62.6%に上った。08年度以降の過去3回の調査はいずれも40%台後半だった。「読書ゼロ」の割合が急激に高まっていることに驚くと。全国で街の本屋さんが閉店に追い込まれている。装丁や活字の大きさなど紙でないと味わえないものがある。背景にあるとみられるのがSNSだ。読書量が減っていると答えた人は約7割、理由は「情報機器で時間が取られる」が最多だった。本以外の情報には毎日接している人が多く「SNSなどで文章は読むものの、本に触れる機会は減った」ということなのだろう。文化庁は「単純に活字離れとは言えない」とも説明しているが、小中高と学校図書館、学生時代には神田の古本屋さんへ行って読書三昧した楽しみが今も続いている。社説の結びに、『今月27日からは読書週間が始まる。書店を訪れ、目に留まった1冊を手に取るところから始めてみてはどうだろうか。』と。同感である。

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