10月17日(木)北九州市

 石凝姥命を祀っている大石神社は、宿泊したホテルから近い。嘉永4(1851)年、福岡藩より江戸桜田の上屋敷で亡くなった前藩主・黒田斉清の墓石に使用するため福岡藩よりこの大石を切り出すようにとお達しがあったが、この先年にも御用を受けて切り出そうとしたところ、村内に災難が続いたというので、これは因縁のある石だと陳情して、今度の切り出しも中止になったという。石凝姥命は、天岩戸にお隠れになった天照大神を誘い出すべく、八咫鏡を造った女神。
 さて、石巻市議会総務企画委員会視察 北九州市、テーマ『指定管理者制度の見直しについて』。北九州市は九州の最北部に位置し、関門海峡を隔てて山口県下関市と接する。面積は486.8 ㎢で福岡県の約10%を占めている。JR小倉駅は山陽新幹線、日豊本線などの在来線、九州モノレールが乗り入れ、空港や港湾などの都市基盤も有する九州の玄関口である。 北九州市は、官営八幡製鉄所の操業以来、国内有数の産業都市であり、古くから石炭、製鉄、海運の分野で日本の近代化を支えてきた歴史がある。 福岡県北九州市、テーマ『指定管理者制度の見直しについて』 北九州市は指定管理業務への参入を希望する事業者が応募しやすい仕組みとすることで、適切な競争性を確保し、より効果的・効率的に施設の設置目的を達成できる事業者を選定し、行政の柔軟な対応で民間事業者のノウハウをさらに引き出すことにより、多様化する住民ニーズに効果的・効率的に対応できるよう指定管理者制度の見直しに取り組んだ。これまでの制度(課題と分析)1.事業期間(指定期間)の妥当性、2.指定管理料上限額の妥当性、3.運営費上昇のリスク分担が適正でない、4.選定時の加点制度が新規参入を阻害している、十分な競争原理が働いていない。民間ノウハウを発揮しづらい環境、このことから、新たな制度の概要(見直し図)で企業の参入促進と施設の価値向上の2つの視点で見直しを実施。内容は、指定期間の長期化・トライアル事業制度で新たな価値を創造。総合的な情報発信、事業者向けセミナー・交流会の開催、相談窓口を整備など北九州市の取組を学び、今後の本市の事業の参考としたい。
 ホテルに戻り、夕食まで時間がああったので、ゼンリンミュージアム(ZENRIN MUSEUM)へ。「歴史を映し出す地図の紹介」というコンセプトのもと、2020年6月にオープンしたと。地図やパネルなど、約120点を展示されていて何時間居てもあきない。地図は文字よりも古いからメモを取って進んでいると副館長で学芸員の新井啓太さんにお声を掛けていただき解説いただき伊能忠敬・吉田初三郎で盛り上がってしまいました。『地図に描かれた日本の歴史』を購入。ワクワク楽しい時間をいただいた。

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