11月27日(水)箴言

 『中国の古典に「争臣七人」という言葉がある。争臣は君主に耳の痛い意見を言える臣下のこと。でたらめな王様も、争臣が7人いれば天下を失うことはない。この話を聞いた唐の太宗は政務に必ず諫め役を加えることにした。その治世は、中国に空前の安定をもたらす。トップが周りの意見を聞かず、臣下もおべっか使いばかりだと国は滅んでしまうと語った太宗である。その帝王学はすぐれた組織論として現代でも人気だ』と日本経済新聞春秋。かつての市長で7奉行がついているとリアルタイムで聞いたことがあり注視していた。この帝王学からきたのかもしれない。残念ながら、七奉行のチームが乱れ『知事や市長などの自治体首長は、多選は駄目だ』という名言で、長期政権が招く弊害を指摘して3期で退いた。春秋には、「信用されないうちに諫めると、相手は悪口を言われたと感じる」。中国にはそんな古い箴言もある。悩ましい。』。
 さて、暖かい朝を迎え久しぶりに調子が良く運動できた。その後、『伊能忠敬「日本を測量した男」 (河出文庫)童門 冬二 著』を読んで、家督を譲った隠居後55歳に、蝦夷への測量の旅に向かう。初めて日本の正確な地図を作成した晩熟の男の生涯と伊能家に馴染み先祖からの教えからの決意に感銘した。その後、夜のライオンズクラブ例会の件でL浅野と会った。その後、市役所へ。夜は、叔母(92歳)のお通夜で涌谷町へ妻と一緒に合掌。

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