6月17日(火)骨太

 石破茂内閣が13日に決定した経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)で「賃上げこそ成長戦略の要」と表明した。方向性は理解できるものの、企業頼みとの印象は拭えない。成長の道筋を政府が示してこそ、企業の賃上げも定着するのではないか。骨太の方針は2001年以来、今回で25年目となる。本来は省庁再編に伴って旧大蔵省(現財務省)の権限の一部を内閣府に移し、経済財政諮問会議を舞台に経済・財政政策の運営や予算編成を方向付けることを目指していた。四半世紀を経て、各省が翌年度の予算編成に向けて盛り込みたい政策に「閣議決定」のお墨付きを与える役割は定着した。安全保障政策から文化芸術の振興まで総花的なのは「骨太に載れば予算要求の大義名分が立つ」からだ。だが、その分「骨」は細く、小骨も目立つようになっている。予算編成や成長戦略の太い骨格を示す、本来の姿を取り戻してもらいたい、と日本経済新聞社説。人口減少に歯止めが掛からず、しっかりと稼げて子どもを持ちたくなりような社会を構築していただきたい。結びにあるように、労働と資本の投入量を持続的に増やし、技術の進歩を促すために何ができるのか。「骨太」をうたうのであれば、こうした成長の道筋を今後は示すべきだ。
 さて、午前10時から、令和7年第2回定例会議会運営委員会(第2回) が委員会室で開催された。市長追加提出議案 7件(条例2件・補正予算2件・その他 3件) 。条例は、 「公職選挙法施行令」の一部改正に伴い、石巻市議会議員及び石巻市長の選挙における選挙運動用ポスター及びビラの作成に要する費用の公費負担額を見直すため、関係する条例の一部を改正するもので石巻市議会議員及び石巻市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例及び石巻市議会議員及び石巻市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例と石巻市議会議員及び市長等の選挙における選挙長等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例。補正予算は、「国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律」の一部改正に伴う参議院議員通常選挙及び宮城県知事選挙の報酬などの所要額を措置したもので一般会計で857万円増額し793億988.3万円。病院事業会計で、石巻市立病院における診療に関する損害賠償金等を予算措置したもので2,039万円増額し63億1,307.4万円。条例外議案は、工事請負の契約締結について(東中瀬橋橋梁上部工新設工事) 、損害賠償額の決定について (石巻市立病院にて実施した下部消化管内視鏡検査の前処置に起因した医療事故)、人事案件(公平委員会委員を選任するにつき同意)。また、選挙管理委員及び補充員の選挙、一般質問について通告人数22名(6月19日(木)5名 ・20日(金)5名・24日(火)5名・25日(水)5名・26日(木)2名)。終えて、会派で懇談し市役所内で諸課題対応し、遅いランチを終えて、市役所に戻って来ると、カラス鳴きが悪い。ベンチの方に伺うとカラスが威嚇と攻撃しているようだと。もしベビーカーや子どもが襲われたらと思い市役所市民生活部環境課へ。佐藤課長ほかと4階からカラスを見て対応を願った。巣にカラスの子が負傷していて県と連絡が取れ保護し山に親子放したと報告をいただいた。子どもを守る親は、皆一緒だ。何事もなく終えてホッとした。

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