9月21日(火)よき人間

  安岡正篤さん「致知」の思いを込めるに
    「to do goodを考える前に、
      to be goodを目指しなさい。」
 これは、ウシオ電機会長・牛尾治朗氏が16歳の時、
初めて碩学・安岡正篤師にお会いされた際に
かけられたお言葉だそうだ。
「よきことを為そうとする前に、よき人間であれ」
のシンプルな言葉に強い思いが込められている。
 さて、本会議は一般質問6名が登壇、帰宅後のニュースで
「厚生労働省の村木元局長に無罪が言い渡された郵便料金
不正事件で、最高検は、証拠品として押収したフロッピーディ
スクの中身を改ざんしたとして、捜査を担当した大阪地検特
捜部の前田主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕する方針を固め
た。」と言う。前代未聞で、村木さんの逮捕もおかしいと思って
いた冤罪事件に加えて検察のねつ造か。夜、妻が見た映画
に触発され「悪人」吉田修一(朝日文庫)の上・下2冊を読む。
朝日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞したこの作品は人間、
どこかで分岐点を歩んでいて誰でも可能性がある。エリート
検事もどこかで誤ったのかも知れないが、よき人間であれ!
なのかも知れない。あっと言う間に2冊読み考えさせられた。
映画も妻夫木や深津絵里、榎本明、樹木希林などキャスト
もいい(妻の話)らしい。

コメントは受け付けていません