11月13日(土)APECの議論
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に先だって横浜市で開かれた会合で菅首相は、米国主導の広域の自由貿易協定「環太平洋連携協定(TPP)」について「日本は今再び大きく国を開く決断をした」と述べ、先に決めた経済連携の基本方針に沿って関係国との協議に着手する方針を表明したが、APEC関連会合で首相がTPPに言及したのは初めてである。
さらに「アジア太平洋地域とともに成長の道を歩むことを抜きに日本の繁栄は考えられない」とし、TPP参加に強い意欲を示した。APEC参加国・地域の経済人や政府首脳らによる会合のあいさつの中で述べたと報道された。首相は、2国間の経済連携協定(EPA)や広域EPAについて「高いレベルを目指す」と強調し、TPPについては関係国との協議と並行して、国内の農業改革を進める考えをあらためて表明し「このままでは将来展望が開けない。競争力のある農業を目指す」と説明した。
はたして、これまでの政権運営の過程を見て、不安を訴える1次産業者。これからの自給率や食糧問題をどう構築していくか、どういう方向を目指すのか何ら示されていない。「高いレベル」を強調するためには、しっかりシステムをつくるべきだ。
さて、スペシャルオリンピックスの陸上のため石巻専修大学へ、その後、仙台へ。紅葉が見られたが、党内や業界で紅葉のような熱い議論を行いしっかりシステムを作るべきだと改めて思った。昨日の流通問題を含め新たなシステムを要求されている。