12月22日(水)冬至かぼちゃ
早朝から強い雨と暴風、天気予報によれば発達しながら進む低気圧の影響で、午前、石巻地方に暴風、高潮、波浪警報を仙台気象台が発表した。公共交通機関に遅れや欠航が相次ぎ、市民生活に影響が出た。石巻市と田代、網地島などを結ぶ離島航路は始発の1便を除いて欠航したという。狐崎事務所前も非常に荒れた。この時期の雨は珍しいがすごい雨量だ。
さて、24節気の「冬至」で、旧暦十一月子(ね)の月の中気で、太陽の黄経が270度に達し、冬至線の上に直射するときで、一日が最も短く、明日から長くなってくる。無病息災を祈る行事として冬至風呂(柚子湯)を沸かし、さっぱりした状態で冬至かぼちゃを食べて金運を祈る。なぜ柚子湯か調べると、ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があったり、冷え性やリュウマチにも効くし、体が温まってカゼをひかないからで、これらの効能は、ゆずに含まれている芳香成分――精油の働きによるもの。ゆずの精油にはピネン、シトラール、リモネンなどの物質があって、これらは新陳代謝を活発にして血管を拡張させて血行を促進。ノミリンなどには鎮痛・殺菌作用があるので、体が温まり、カゼも治るのらしい。また、ゆずにも含まれているビタミンCが肌にいいことは広く知られており、リモネンは皮膚に膜を作って、肌の水分を逃がさないようになっています。みかんの汁が目に染(し)みた!という経験が誰にも少なからずあるだろうけど、実はこのリモネンが原因で、他にも香りのいいゆず湯はアロマテラピーのリラックス効果も期待できる。先人達の知恵は24節気など理にかなっている。先人達の知恵を実践し身も心も温まる。あとはかぼちゃの金運か?