2月20日(日)泉 椿魚さん
宮城県中小企業家同友会2011石巻支部新春講演会が石巻グランドホテルで開催され、出席した。開会前に司会者から「そろそろ閉会ですので…」と爆笑を呼び和やかなムードで大橋清勝石巻支部長から「経営者の学びの場として1.よい経営者、2.よい会社、3.よい働く環境の3視点で」と挨拶し、来賓祝辞で亀山紘石巻市長が「講師の泉さんと名刺交換で人生多少のはったりと書いてあったが私は今まで科学者で真実一路」と会場を沸かし、続いて浅野亨石巻商工会議所会頭から「私がいただいた名刺には、人生汗水流して働けばお金は後からついてくるとありましたが汗は流してもお金はなかなかついてきません」と。私のいただいた名刺には「人生は主観 客観 やぶにらみ風見鶏」と書いてあり「議員さん客観も必要ですよ」とコメントまでいただいた。
さて、講演は「平成の仙人が拓いた村おこし町おこし」の戯遊詩画人 泉 椿魚 氏でプロフィールは、昭和18年、中国の北京にて生まれ、終戦とともに帰国し山口県豊浦町小串、下関に転居し、博多を出奔、転々と居を移しながら日本海沿いに北上の旅を続けている。B型いて座(父は白虎隊、母は長州藩)。その途中、地元のひとびとのふれあいの中から町おこし、村おこしで異才を発揮。輪島・金沢・利賀村・佐渡島・酒田・最上川・男鹿などに多くの足跡を残している。山形県酒田市の料亭「相馬屋」を現代風にアレンジして復元している。畳を1畳を半畳にし(繁盛するよう)2色にしたり、襖の模様を色鮮やかに現代化したり、観光名所化を意識した現代風ワビ・サビを表現しているという。「懐華樓」も渋い赤を基調としたアレンジをして現代化に成功し、その体験を入れながら講演。亀山市長や浅野会頭に講演の最中に問う場面もあり笑いとこれまでの活動に感動しながら有意義だった。特に、「市長、宮城県が1番ではなく石巻が1番となるように。たばこ税の還元として日本一の喫煙室をつくり情報発信しては?オンリーワンのニュースがナンバーワンに。ダイビングの余り生地で愛ポットカバーをつくっては?」石巻はハワイだからヌクヌクとなっている「ちんあなごの歌」はユーチューブで3万件以上のアクセスがある。雄勝の硯館での体験で石・鉄など重いものを敬遠している雄勝の石、本物志向には発砲スチロールの硯はなんだ。バスストップや車止めに使用し産業が見えるようにすべきだ。宝がいっぱいあるのに下を見て歩かない。「観光」は、光り輝いているところを人が見に行くと。これからはパンフレットや通訳はいらない、ネットに書き込み原点に返るなど指摘もあった。東北はしゃべらないがしっかりとアピールすべきだ。眼からウロコ状態だった。