3月28日（月）大震災 18日目
昨夜は、うつらうつらとしてサッパリ眠れなかった。幾つもの訳のわかない夢も見た。午前7時24分M6.5の震度5弱の地震で津波注意報が発令され緊張感が漂い不安は募る。いつまで続くのか。ラジオをオンにすると高校野球で地元東北高校が活躍し期待し拍手でエールを送られていたが0対7で負けた。
正午に妻と母を乗せて自宅を出発し、コバルトライン女川を経由し石巻市内で水没した我が愛車が運ばれていたので必要なものを取り出し宮城県石巻北高等学校飯野川校へ向かった。到着するとすでに義弟が到着していて手続きを済ませて検察官に伴われ体育館内へ入り、入口の警察官に一礼し妹の棺へ案内された。棺を開け袋から、48歳の変わり果てたまさしく妹が…嗚咽し泣いてしまった。「お兄ちゃん」 もう呼ぶ懐かしい声は聞くことはできない。さぞ無念だったろう。私よりも闊達な妹だった……。死亡検案書を義弟が手続きしいただき後にした。
妻・母と明日はいつも着ていた浴衣を着せてあげようと話た後、しばし無言。給水のためパチンコさくら給水所へ行くと高橋誠志議員と一緒になり、この大惨事について話し合う。給水後、蛇田に寄ると妻の従姉妹が見つかり昨日本当の近い身内で火葬にしたと、犠牲者は増える。明日の朝、目を覚ますと全てが夢であるのではないかと思いながらロウソク生活は続く。