5月29日(日)大震災 80日目

 台風の影響で強い雨が朝も降っている。塩竈市の塩竈神社に妻と向かった。思ったより混雑もなく予定よりも早く溶着した。受付を済ませ控室で待機し来賓者とご挨拶した。午前10時半、東日本大震災復興祈願祭を宮殿で取り行う。続いて『命煌』プロジェクト発足式、進行は本間ちゃんこと本間秋彦さんで代表の千葉茂樹さんが感極めるご挨拶で「柏木先生から命は3つ、1つは亡くなった命、2つは生かされた命、3つは未来の命」と思いが籠っていた。『東日本大震災の救援活動が開始されて以来、「頑張ろう日本」「がんばろう東北」等々様々なキャッチフレーズで活動』その中で、相談した書道家柏木白光先生から『命煌』、『大地の歌』の詩をいただいた経過を報告し設立宣言、来賓挨拶として宮城県村井知事のメッセージ、塩竈市佐藤知事代理副市長、吉田前幕僚長のメッセージが行われ柏木白光先生の席上揮毫、シーンとした左右宮拝殿で足場の位置を確認し2本の筆に墨をたっぷりとつけ、気合いと共に「命煌」(いのちきらめく)を書き上げ東の大地と署名を加えた。大地の歌は、
深山幽谷の雪は
春の訪れと供に
三関三度の道をくぐり聖水となる
人々は豊漁と五穀豊穣を祈り
祭りに跳ねる

陽は昇る どんな時でも
水平線は 金色に染められ
新しい風が 波濤を超えて吹く
不惜身命を心に刻み歩みだす

未来がある 希望がある
響愛ながら
東の大地に命煌
神によって書かされた書、柏木白光先生の挨拶と塩竈神社鍵三夫宮司さんの挨拶をいただき、舞殿へ移動し岩手県大槌町「大槌虎舞協議会」、宮城県塩釜市「宮城県塩釜高等学校合唱部」、宮城県本吉郡南三陸町「行山流 水戸辺鹿子躍」、福島県相馬市出身「アルパ奏者志賀昭裕」の4つの演目披露、最後は志賀さんと塩釜高等学校合唱部の「ふるさと」をコラボ、予定より時間を超えたが副代表の千葉智さんが閉会のあいさつで終了した。終了といっても、『命煌』プロジェクト発足式で、これからが実質的なスタートだ。復興の一助となれば幸甚だ。

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