6月15日(水)大震災 97日目

 マイケル・サンデル大震災特別講義 私たちはどう生きるか(NHK出版)を読む。日本人の秩序だった行動を世界はどう見たか?原発処理は誰があたるべきかなど課題を進展させていく。がれきの中で本当にあったこと わが子と語る東日本大震災(産経新聞出版)を読む。「命」を考える48のストーリーが語られていた。学校も子どもたちも消えたでは、石巻市立大川小学校の件が綴られていた。『3月11日午後2時46分の地震発生時は、児童は下校中か、「帰りの会」の途中、校舎内の児童は教師の指示で校庭に集合し、学年ごとに整列した。下校中の児童もほとんどが学校に戻った。 午後3時頃、点呼を終えると、教頭と数人の教諭が桜の木の下で、「山へ逃げるか」「この揺れでは木が倒れるので駄目だ」などと話し合っていた。』 結果論ではない、哲学として、命を守る正義は裏山へと行って欲しいものだった。学校の津波の際の避難マニュアルは避難場所について「高台」としていただけで、具体的な場所を記していなかったというが学校管理下での多くの死亡は何度考えても悲しい。教育長選任も24日の臨時会で決定される。防災教育の徹底を図ってもらいたい。
 昨日に続き、ジェンのスタッフと勝間和代さんと昼食後、東浜小学校へ行き、教頭先生と懇談、続いて東浜地域対策本部で豊島本部長と懇談、午前中に産業建設委員会が来て第1種漁港と仮設住宅建設予定地と小網倉へ行ったと。その後、県漁協石巻市東部支所の仮設事務所で懇談した。その後、福貴浦、小網倉と視察したが巨大津波の爪跡にただ驚いていました。現場の思いはメディアや国へ働きかけていただきたい。被災者の思いを込めて。

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