10月10日(月)大震災 214日目
神無月になり八百神は出雲大社で執り行われる神在祭に行き「神譲り」の会議のため地元に居ないことになるが苦しい時の神頼み迷いをツイ相談したくなる。人間の心のなかでいちばん尊いのは「人の幸せにしたい」という心だ。東日本大震災によりすべての歯車が壊れ、「無常」を感じる時が常時となって7カ月を迎え心が折れそうになる。昨日までの日本災害復興学会では、法制度や政治が混迷し被災者のことが置き去りにされていることを指摘した。被災地から復興地、被災者から復興者と呼ばれるように復興のための企画を全て現地で行い掛かった費用(請求)を国に求めればいいのではないか。
中道による正しい道による正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の八の道がお釈迦様の言う「八正道」だ。日本災害復興学会から帰り現実の社会で熟慮していることを整理したい。まさに、正見は正しくものを見ること、正思惟は正しい決意である。しっかりと中道を実践したい。いろいろな人々のつながりを大事にし、正語:正しい言葉で、正業:正しい清浄な行いで、正精進はこれらを継続的に実践する正しい努力で、正念:正しい意識・注意力で、正定:精神を集中して迷いのない清浄な境地に立っていきたい。
さて、穏やかで暖かな日御心配をいただいている人たちからアドバイスをいただき感謝の言葉に尽きる。何と素晴らしい人達に見守られ育てられているのだろうか。夜は、禅堂を読みながら思いにふけるが、秋の夜長は最高の思考時間だ。