10月23日(日)大震災 227日目

早めに妻と母と3人で大川小学校に向かい、長面、尾崎を廻り妹が嫁いだ家は基礎だけで海水で冠水していた。3人で言葉もなくただただ見ていた。偶然にも北野神社例大祭を役員で行うということで参拝し、長面の三條家のお墓に手を合わせ大川小学校に向かった。震災による津波で74名の児童と10名の先生、さらに送迎に来ていた妹や甥っ子がここで犠牲となった。母子像である「子まもり像」の除幕式は、山梨県の彫刻家、浜田彰三さんが震災による津波で犠牲となった児童や子をなくした母親の心を慰めようと遺族会に贈ったもので、式には寄贈に関わった浜田さんと友人枡添要一参院議員、相談された地元民主党の安住淳財務大臣らも出席しました。佐藤会長が孫を亡くし思いは一緒であると挨拶し安住財務大臣・枡添議員・亀山石巻市長・境石巻市教育長、最後に遺族会武山剛会長が「天国の子供たちや先生方も母子像に抱かれているように思えます」と述べ、終えた。 どうか、ご冥福を・・・・。
 昼食後、NPO法人よりそって石巻について伺い、スコールのような大雨があり㈱ナリサワカルチャーギャラリーで第31回黄土展を鑑賞した。堂々としたタッチに魅入り日常を取り戻す重要性を感じた。 夜は、除幕式で母がインタビュー・放映されたことで弟から電話連絡があり我が家でもその話題でいっぱいだった。妹・甥っ子達が一緒になっているように見えた子まもりの母子像だった。二度と侵してはならぬ大惨事、誓いと共に真実が明らかになり日常を取り戻せうように切に願いたい。

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