10月30日(日)大震災 234日目

 9時から桃浦区長甲谷さん宅で桃浦復興住宅など課題について懇談した。ふるさと再生のためには復興住宅で地元に帰りたい人達に希望の光である計画・実行と行きたい。懇談後、やっぺす隊の活動等DVDで見せていただき石巻グランドホテルへ。
 午後1時からは、「いしのまき まちづくりシンポジウム 子どもたちに誇れる石巻をめざして~中心市街地をどう復興すべきか~」に出席した。㈱街づくりまんぼう代表取締役社長西條允敏さんの挨拶、「市民検討委員会のこれまでの活動状況」小野田泰明石巻市復興基本計画市民検討委員会委員長・「中心市街地の復興まちづくりへの提言」㈱街づくりまんぼう尾形和明さんから報告があった。続いて「わたしたちはここにいます~石巻・門脇小学校・夏~」のビデオ上映があり休憩を挟みパネルディスカッション。
 コーディネーターは蛯浦道生(東北大学大学院工学研究科准教授)、パネラーに浅野亨(石巻商工会議所会頭)、小野田泰明(東北大学大学院工学研究科教授)、平野勝也(東北大学大学院情報科学研究科准教授)、阿部紀代子(中央2丁目 ㈱八幡屋代表)、田代方政(門脇平和会)、阿部稲雄(大門崎)で口火は浅野会頭から「3.11から約8カ月経ち、改めて被害の大きさに驚いている。どうやってこの街を再生させるかと思う。ガレキや建物も解体され遠くまで見えるようになった。復興のためには強いリーダーシップと使命感が必要だ。10年後の石巻は震災前の16万2千人の人口が亡くなった方を含め1万人以上の減少となり仮設住宅の2~3年後復興住宅を求めるようになる。幸い全国13漁港の特定3種漁港、石巻港の特定重要港湾があって海と川との共生復興プランが大事だ。絵に描いたモチにならないよう実現性の高い計画をスピード感をもって堤防の高さ3.5Mでソフト面の避難方法、場所、情報と歴史文化を破壊することなく対処する」必要性を訴えた。阿部(稲)「人・物・金で表すと、人:数年で誇れる、物:歴史を活かす、金:海・山の資源を活かす。中心市街地をどうするか、中里・あけぼのはコンパクトシティであり、あけぼのと中心市街地をいかに差別化するか。堤防の高さをあの恐ろしさをいかにクリアし安全性と合意形成を議論していくかだ」、阿部(紀)「海の恵で生かされ1000年に1度の津波で、これまで育まれ愛しみを受けていた。希望を持ってもらうため街に住宅を建設しコンパクトシティに。郊外の店で食べると本当のダシのきいた石巻の味を恋しくなった。校歌にも北上川や海原など出てくる、それを大事にしたい。商業の再生と活性化がキーポイント」、田代「門脇は125世帯あったが、西光と2~3軒を残し全て流失してしまった。①復興住宅:60世帯の方々の住所を掴んだ。すでに利府や仙台へ移った方々もいる。まとまった棟に地域コミュニティができる共同住宅を。②門脇小学校復興:組織上再構築を。③女川原発と共存するのか別の道を選ぶのかいい機会だ」コーディネーターから安全性について平野先生から助言「景色か安全性かみんなで議論し共有する必要がある」と、阿部(稲)から昨年の津波であらかじめ家族で逃げる場所を決めていたが日和山から娘が津波を見てトラウマに、私自身も親の薬を取りに戻り大変だったと。浅野会頭から無堤から3.5Mとした、家族全員が犠牲になったところは情報をキャッチしていなかったし昨年の大津波警報の情報で来なかったことが災いしていた。携帯電話など普段の心がけとヒューマンエラ―、100年に1度のためのハードやこれまでの進化を検証しては。小野田先生からリスクの考え方ハード・ソフトのマネージメントとして「リスクコントロール・リスクファイナンス・リスクアクセクターの3層について議論する必要があると。続いて住まいについて市民力の結集等で取り組むと。しっかりと参考にしたい。

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