2月12日(日)大震災 339日目
「東日本大震災東北復興プラン」江刺洋司(本の森)を読む。復興への足がかりとなるヒントがいくつも出ている。江刺氏は、関係者が理想とする地域づくりに、何からどのような順序で取り組むべきか、考え話し合って進めて欲しいとし、5階建ての基準ビルは地域の核としながら高齢者や障がい者など社会的弱者及び彼らのお世話に係る人々が、合理的に生活を共にしながら、日常的に家族との絆を維持できるものになろうと提言している。
さて、風も強いNHKニュースで『大川小学校では、避難マニュアルに実際には存在しない避難場所が書かれていたことが問題となっている件で、市内のすべての小学校のマニュアルを調べたところ、市が配った参考資料をそのままコピーしただけで、学校の立地などの個別の事情をまったく反映していないケースが、相次いでいた』とする。先月、多くの犠牲者を出した大川小学校の報告会でも避難マニュアルに、津波の際の避難先として、周辺に該当する場所がないとされていた。夜、福地で訴訟を含めて遺族会が集まるので出席依頼があったが、ブッキングしていたため遠慮した。しっかりとした対応を望みたい。大事な命が失われることはあってはならない。