3月2日(金)大震災 358日目
水産支援や加工団地の件で懇談、水産加工排水処理で「応急復旧工事」から「復興工事」の懸案事項が指摘された。その後、浜の復興等について滝川で大先輩と懇談、焼津港船団の努力や市場対応など船頭時代の努力など多岐にわたり伺うことができた。3時半からは議長室で第1回定例会の追加議案(23年度補正予算案10件)の説明を受けた。報道で、復興交付金が宮城県内では、2,032億円の申請に対して、認められたのは1,162億円と57%で、村井知事が、記者会見で「大変強い憤りを感じる。あきれる結果だ。一体国は何を考えているのか、大変強い憤りを感じる。復興庁ではなく『査定庁』になっており、いっそのこと復興交付金をなくし、国庫補助事業にしてほしい」と怒りをあらわにした。この中には、石巻市の防災無線関係費が削減されており、復興庁はワンストップ(一時ストップ滞留させる)スピード感がない。国は被災地をどう考えているのだ。
夜は、ウェスティンホテル仙台2階の「グランドポールルーム」で開催された「復興の象徴」へ出席した。共催挨拶で、社団法人日本病院会長堺常雄さん、サノフィ・アペンティス株式会社代表取締役社長ジュズ・モールディングさん、社団法人全日本病院協会長西澤寛俊さんが行い、来賓御挨拶で、厚生労働副大臣牧義夫議員、宮城県村井嘉浩知事、夕食会、復興の象徴顕彰で4部門(看護師部門、病院・診療所部門、医師部門、特別部門)が行われた。石巻市からは、医療法人陽気会網小病院介護老人保健施設網小副施設長谷中紳多郎さん(看護師部門)、医療法人社団健育会石巻港湾病院(病院・診療部門)、宮城クリニック宮城秀晃さん(医師部門)、宮城県薬剤師会副会長・石巻薬剤師会専務理事丹野佳郎さん(特別部門)が選ばれた。音楽プログラムで畠山美由紀さんが「見上げてごらん」ほか2曲を熱唱、ネオンライトで「復興の光」点灯した、進行は小湊和美さん。終了後は、外は大雪が積もっていた。受賞者のスピーチで国会議員を差し仲良くやっていただきたいと会場を和ませたが、医療でがんばっている人達にエールを送りつつ、しっかり現場への対応を実施していただきたい。雪は訴えているかのようだ。