3月17日(土)彼岸入り
東日本大震災により不通となっていたJR石巻線の石巻―渡波駅間(8キロ)と仙石線の矢本―陸前小野駅間(4・2キロ)が、大震災から1年が過ぎ、再開した。JR東日本仙台支社が復旧工事を進め、1日9往復(石巻―渡波駅間)運行する石巻線の渡波駅は、利用者でいっぱいとなっていた。この石巻線、渡波まで再開したが、渡波から女川駅間(9キロ)は、今も不通だが、かさ上げや護岸工事を行い平成25年度を目指している。一方、仙石線で不通区間は、被害が大きく、現在の線路から山側に移設されるため平成27年度内に全面復旧となる見通しだ。通勤や通学の利用者のためにもできるだけ早期に復旧して欲しい。先月、霙の中仙石線を体験したがバスを利用したり時間を要し不便だ。
さて、行事も多い中が、今日は、春の彼岸の初日で、彼岸入りで、お中日が3月20日(春分の日)、彼岸明けが3月23日となってる。そもそも、 「彼岸」というのは、サンスクリット語で「波羅密多」から来たものであると言われており、煩悩と迷いの世界である『此岸』にある者が、「六波羅蜜」の修行をする事で「悟りの世界」すなわち「彼岸」の境地へ到達することが出来るというらしい。そして、太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられている。東日本大震災により、仏教や禅などの本を50冊超えるくらい読んだ。人生の儚さと命の大切さを学んだが、心のケアだけでは言い表せない苦があり、それぞれ感じているのもが違う。JR石巻線や仙石線も一部再開となったものの、まだまだ全線再開は時間を要するようだ。ハード事業でさえこの様子で、心のケアなどソフト面はこれからだ。私達が生きているこの時間は、亡くなった人が生きたかった時間ですのCM「三丁目商店街劇場」が、心に残る。