5月1日(火)苦痛を愉悦に
石巻駅前にぎわい交流広場で労働者の祭典「第83回メーデー」を横目に、いろいろご心配をいただいている方々と懇談した。「人間の自由は、苦痛を救われることにあるのでなく、その苦痛を愉悦の一要素に変えることにある」というお話を伺った。そのためには和顔、心を拓く笑顔が大事だと。ブッタのような愉悦にはできなまでも、受け入れることは大事だ。その後、渡波水産加工業協同組合鈴木組合長のお話を伺い、懇談できた。融資による厳しい経営の件や東日本大震災からの立ち上がり、水産物が500ベクレルから100ベクレルとなっての対応など承知しているだけに切実さを感じる一方で、温厚な人柄が乗り切ったことも伝わってくる。大変有意義だった。
午後からは、仮設住宅の入居や漁業への取り組みの相談など、何とか苦痛を愉悦に思えるようにしたいものだ。夜は、致知6月号が届き、特集「復興への道」で宮城県知事村井さんが表紙を飾っていた。まさに、人心の復興なくして真の復興なし、である。