8月21日(火)ひまわりのおか

 暑いざんしょで、余計暑い。2年2カ月使ったスマホ(エクスペリア)を新機種に変えたので、移行した不具合なデータ処理した。その後、「ひまわりのおか」文:ひまわりをうえた八人のお母さんと葉方丹、絵:松坂真理子(岩崎書店)を読んだ。この絵本は、東日本大震災で発生した大津波によって、74人の児童の命が奪われた石巻市立大川小学校のお母さんたちが、子どもたちが避難しようとした場所にひまわりを植え始め、太陽に向かってすくすく元気に育つひまわりのすがたに、それぞれの思いを重ねたもの。
 午後4時からは、その石巻市立大川小学校で、遺族と石巻市教育委員会による現地調査が1年5カ月を過ぎて初めて行われた。現場には、高橋栄一議員、安倍議員、森山議員、山口議員も参加、議会は派遣かと記者団に問われ任意参加と答えた。特に、「ひまわりのおか」を読んだ後だったので、ひまわりも植えられず逝った妹を思い出し、リアルに思えた。この震災の津波で、全校児童108人のうち、70人が亡くなり、4人が今も行方不明、教職員10人も犠牲になっているが、迎えに行き引き渡されず犠牲になった妹と一緒に迎えに行った甥は学校管理下の死亡にはカウントされていない。発災時の午後2時46分から妹が義弟にメールを送ったのは午後3時29分「友(長男の友輔)と皓(次男で大川小学校三年生の晧聖)と小学校にいます」という最期のメッセージだ。よって、その後から避難行動に入ったと思われる。校庭に待機してから避難経路の現地調査は、今回、初めて遺族のほか石巻市教育委員会の担当者らと遺族や地元住民も立ち会って行われた。駐輪場となっていた場所(90センチ位)に赤いスプレーと杭が打たれ、交流会館を通り山側から児童が目指した新北上大橋前の県道に出るまでメジャーで測った。遺族の方々からは過日の平野文部科学大臣が現場を訪れた際に、境教育長は来たが亀山市長が来なかった、市役所での懇談では今日の地元紙に写っていた。調査も遺族側の何度も要請し実施されることとなったこと。測量技術業者は教育委員会では予算がないとして遺族側が手配したが、誰が支払うのかなど信頼関係が揺らいでいる。現地調査が早い時期に実施されていれば、周辺の基礎が残っており早く正確にできたのでは?6時半まで現場に居て帰宅。26日に6回目の説明会が行われるが、ひまわりのようにまっすぐ誠意のあるように望む。

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