10月7日(日)出帆

 東北のB級グルメが揃った「東北元気フェスティバルin石巻」が昨日から開催されている。2か所の会場、石巻まちなかマルシェと石巻駅前にぎわい交流広場で、その2会場を結ぶ立町にも盛り上がるように出店されていた。内海橋を通り2会場に足を運んだが久しぶりに賑わっていた。当市の石巻焼きそばをはじめ横手焼きそば、男鹿しょっつる焼きそば、八戸せんべい汁、黒石つゆ焼きそば、北上コロッケなどが出店し各種イベントなど開催されていた。今月20日~21日九州小倉でB1が開催される弾みとなり石巻発で元気となっていただきたく出帆となって欲しい。
 さて、「慶長使節400年へ」慶長使節船ミュージアム館長浜田直嗣 氏が石巻かほくに連載がスタートされた。昨日の荻浜復活祭でも話題となったが来年10月28日で「慶長使節」が月浦から出帆して400年を迎える。浜田氏も書いていたが、出版前2年前の1611年12月2日に東北地方太平洋沿岸部が大津波に襲われた(実に東日本大震災の400年前)。被害規模は今回とほぼ同じだと考えられている。先人達は、この大震災から立ち上がり復興するためこの大胆な計画を実施したのだ。命を受けた支倉常長が大使となって、はるかに海を隔ててメキシコとの貿易を行って仙台藩を立て直そうとした。実に壮大なスケールだ。大胆にハイスピードで対応したこと、歴史学から学ぶことは大きい。今、手元に慶長使節出帆350年祭が昭和38年6月に開催された写真を見ている。時の市長は千葉堅弥市長で市制施行30周年も6月に行っている。現在、実行委員会は、未だに設立されておらずサン・ファンバウティスタ号の船のマストも修繕が終わっていない。震災から出帆のため、先人達に応える意味でも早期対応が求められる。

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