11月11日(日)復興へ
ポッキーの日、乾電池の日などいろいろな記念日となっているが、脳裏から離れない東日本大震災の発生から1年8カ月だ。朝、仏壇で犠牲者に祈りをささげ合掌した。亡き妹や甥っ子、従姉、親戚などへ思いを込め、復興へ誓い強くする。
さて、曇天の中、サン・ファン・バウティスタ・パークへ行き、「おらほの復興市~石巻・女川・東松島~」へ。伝承ステージでは、オープニングンで「おらほのラジオ体操」とそれぞれの土地で人から人へ受け繋がれてきた郷土芸能として「伊達の黒船太鼓保存会」「大曲浜獅子舞保存会」「鮎川七福神舞保存会」など登場していた。伝えたinfoでは鈴木有人写真展「今、目に映るもの。」、虹色マルシェでは豊かな海と肥沃な大地で育まれた魚介類や海藻類、農産物、オリジナル復興グッズや手作りの品の販売が行われていた。親戚や友人も多く復興へのステップとなって欲しい。
移動し、御案内を受けていた観慶丸へ行った。東日本大震災で地震・津波の被害を受けながら倒壊を免れた中心部のシンボルで「再現!観慶丸のカレーライス試食会」が開催され、昭和5年当時の味を再現したカレーライスをいただいた。浅野会頭と一緒になり、小麦粉とカレー粉を混ぜたカレーは懐かしい味だ。我が家では、肉の代わりに鯨のトイを使用した。石巻再生のシンボルとして中心市街地を見つめてきた観慶丸修復保存させたいものだ。食べながら、初代の須田幸助さんが千石船の船頭で、復路の空船の安定を保つため陶器を積んで石巻へ帰り副業として陶器店を始めた時代へタイムスリップした感覚となった。食後、ホバラヤで懇談しカフェ・ヌーンへ、「80歳記念 くるみ絵展」を見学、丹羽和子さんの感性豊かな展示作品と丹羽さんとお会いでき、3Dの和紙表現は、グッとのコーヒータイム。
続いて、プレナミヤギで開催された特定非営利活動法人スペシャルオリンピックス日本・宮城復興支援ボウリング交流会に出席した。気仙沼・大崎・仙台・石巻の方々が出席、後藤完也理事長が実行委員長挨拶、ドリームサポーター挨拶しゲーム交流会。ボウリング後、石巻も「よさこいソーラン」を演じた。震災から1年8カ月、プログラム活動が途絶えたことがあり、改めて会ができることを考え、アスリート・コーチ・ファミリー・ボランティアの方々がスポーツを通じて参加者が互いに友好を深め共に元気、やる気・笑顔を取り戻せるよう開催となった。趣旨の如く、復興へ向け全力傾注だ。