1月11日(金)震災1年10カ月

 10時から石巻市河北総合センター(ビックバン)で石巻地区消防職員意見発表会に出席した。5人の発表者は、東日本大震災での活動等とそこから得た課題について提言され力強い発表だった。審査中に、防災の観点から東日本大震災のビデオが上映された。折しも1年10ヶ月目、鮮明に甦り、風化させず伝えていく義務を感じた。とりわけ、岩手県の小学生・中学生が想定を信じるななどの8年間の成果がしっかりと実践で証明された事例など映し出していた。審査講評と成績発表で最優秀賞に女川消防署渥美消防士が選ばれ、県大会に進出する。
 午後1時から庁議室で、復興庁の谷公一副大臣が来石巻し、意見を交わした。亀山市長と市議会議長の私、市部長らと出迎え、はじめに、谷副大臣が挨拶で「兵庫県選出で18年前に体験している。これまで人口減少と高齢化に悩んでいた地域に津波が来たので、復興が遅れればさらに人口減少が進む。石巻の復興なくして復興と言えない。宮城県には、週2、3日は常駐したい」と、亀山市長は「住まいの再建と、なりわいの確保が最重要課題に取り組んでくれると聞き、大きな期待を持って課題解決にあたりたい」と私からは、力強い発言に感謝を申し上げ、現場をダイレクトで知る私たちは被災者の悲痛な発言を伺っている。予算に対する自治体の裁量権拡大、真水を要請、19兆円の枠にとらわれず国益を守るため政治的判断をお願いした。
 2位からは雄勝硯の件で小野寺さんや次々と来訪者の対応、4時50分から石巻グランドホテルで水道事業安全祈願祭と石巻広域管工事業協同組合新年賀詞交歓会に出席、組合平家朋子事務長の進行で、星理事長が挨拶、広域水道企業団企業長亀山石巻市長、広域水道企業団議会議長私、広域水道企業団参与阿部東松島市長が祝辞、来賓紹介、広域水道企業団議会副議長五野井東松島市議会議長が乾杯の音頭で懇親、そこから移動し、連合宮城石巻地域協議会2013新年交歓会に出席、加藤石巻地域協議会事務局長進行で、菅原石巻地域協議会議長が主催者挨拶、来賓挨拶として菅原連合宮城副事務局長、亀山市長、私、松本宮城県経営協会石巻支部長、髙橋石巻商工会議所専務、乾杯を鈴木石巻地域協議会副議長が行った。
 震災から1年10カ月、復興加速の重要性が大きな話題。

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