5月19日(日)百尺竿頭進一歩
区の地縁団体について整理を行った。ありがたいことに、夕方、区長さんと懇談、日本財団のボランティアでお地蔵さんを直し、お墓への急勾配の歩道に階段を設置していただいた。またまた感謝だ。「百尺竿頭進一歩」について致知からメールをいただいていた。『百尺の竿の上をさらに進んだら落ちるのみと思われます。しかし、そうではありません。上求菩提というさとりを求めて向上の道を進んでいくと、「孤峰頂上」という絶対境に到達する。 しかし、ここに停ってはいけない。「孤峰頂上」でいい子になったり、いい気持ちになっていないで、泥んこの社会に戻る。百尺竿頭からなお前進するとは、向上から向下へ転進するのです。
向上の努力がそのまま人に尽くす向下への努力となって初めて進むという、と百一歳で旅立たれた高僧松原泰道師より教わりました』という。まさに、ボランティアを含め、私に泥んこの社会に戻り原点を見つめると言うことだ。
できあがった階段を登り、お墓から小積浜湾内を見つめる。まだまだ復旧・復興はカヤの外だ。唱和35年5月のチリ地震津波に対処するために作ったコンクリートの防潮堤は耐用年数が切れた50年後の東日本大震災ではもろく崩れ破壊された。この地でしっかり地域に育てられた私にとって、ここからが一歩だ。