6月29日(土)眼横鼻直

 部屋の整理もだいぶ進んできた。しかし、スクラップや時代を感じる出来事についつい見入ってしまう。いつの時代にも為政者の行動が注目されている。我が家は曹洞宗である。開祖は道元禅師で、整理で仏教関係の本を並べると90冊以上になっていた。その中の「道元」で、「裸の王様」というアンデルセンの童話のように、“王様は裸だ、裸で歩いている”という単純な事実に気づいて叫んだのは素直に発言できた子どもだ。当たり前のことを発言した「眼横鼻直」、人の眼は横に鼻はたてについている。しかし、この単純明快な真理を、しばしば忘れるのが人の世の現実である。
 また、東日本大震災で亡くなった妹の写真や甥っ子の写真、さらに石巻リバーサイドホテルが解体される時、石巻日日新聞の取材を受けて応えていた妹。生きている人のように語りかける。 当たり前のことをしっかりと行えば自ずと結果は出る。妹の嫁いだ長面の義弟が家を建てることになったが、危険区域で適用される利子補給の件で、契約し早速取りかかりたいが市の手続き等が1カ月近く要するので何とかしたいと。生活自立再建に拍車を掛けるどころかブレーキとなっているという。機構改革もさることながら「眼横鼻直」あたりまえのような活動が必要だ。

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