8月16日(金)創意
息子が帰省し、夜は誕生日などお祝いで一献、本音でいろいろな話題について議論していると、TVで速報の音声が鳴った。緊急地震速報かと思ったが、テロップから『プロ野球東北楽天の田中将大投手が、西武ドームで行われた西武戦で昨季からの連勝を21とし、稲尾和久らを抜く、プロ野球新記録を樹立した』というものだった。凄い記録で、昨年8月26日の日本ハム戦で完封勝利を挙げて以来、勝ち星を積み重ね、今月9日のソフトバンク戦で20連勝とし、加えて、自身の持つプロ野球記録である開幕からの連勝を17に伸ばすとともに、年をまたがない同一シーズンの連続勝利で、稲尾の20連勝(57年)、松田の19連勝(51年)に続き、単独3位となった。頼もしい限りで、優勝の2文字も見えてきた。
さて、『集団移転先、造成進まず 石巻の周辺部高台』と河北新報に掲載された。午前中、同級生の母が亡くなり焼香に行き、話題の中にも高台移転が進まなく相談したいと話していた。確かに、東日本大震災の防災集団移転促進事業を進める中で、半島など周辺部で移転先となる高台の造成が思うように進んでいない。これは、造成で生じる膨大な切り土の仮置き場が十分に確保できないためだが、県や国と一体となって高盛り土や危険区域への仮置き場利用など同意を得て進める気であれば進められる。何か噛み合っていない。午後から、父を送りながら従兄へ焼香、進まない復興のほか、説明責任がないまま変更される計画など多くの問題を抱えている。情熱と誠意、コミュニティ不足が顕著に出始めている。息子に昨年悩んでいた田中投手が偉業を達成できたのは、星野監督の厳しい指導と自分の創意工夫だと話した。忌憚のない意見を交わせ、父・私・息子、3代を楽しめた。