8月23日(金)荻浜地区まちづくり懇談会
24節季の処暑、燃える思いの中、イチロー選手が4000本安打の大記録を達成した。その中で、「誇れることがあるとすると、4,000のヒットを打つには、
8,000回以上は悔しい思いをしてきている。」と記者会見で言ったことに感動した。大きな山を動かすには千里の道も一歩からの如く、積み上げていくことが重要だ。日米通算4,000本安打という記録も単なる通過点に過ぎず、新たな夢と挑戦は、私たちに大きな夢と希望と勇気を与えてくれた。
積み上げと言えば、昨日の市議会臨時会で学校防災検証業務補正予算は、出席市議の異議は少数意見のみで委員会付託提案も反対多数で否決され、補正は反対2で承認された。私も中間報告に出席したがこれが2000万円??さらに3700万円の追加費用で約3倍弱となるが何の積み上げか。議論が見えない。
さて、9時半から荻浜中学校体育館で「平成25年度荻浜地区まちづくり懇談会」が開催された。はじめに行政院連合会亀山秀雄会長が批判するわけではないがと前置きし復興が遅いことを指摘した挨拶、続いて亀山市長が挨拶し慶長使節出帆の地の整備、各漁港の背後地整備等、集団移転事業に伴う背後地整備等、震災ゴミ、県道2号線の整備などについて話し合われた。質問について回答する形だったが、肝心なところは個別に相談という回答で不安・不満を解消するまでに至っていない。サンファン400年にして震災後2年5カ月が過ぎ根本的に対処していない。また、漁港等の嵩上げから背後地、残土は河川を起点として一気に横断的に進めれば加速するはずだ。積み重ねが各課単独なので、積み重ねる前で進まぬ状態が露呈した。
市議会百条委員会で議決し本会議で可決し私が議長として告訴して来月で1年となるが、まだ形となって表れていないが、NHKで『復興事業巡って大規模税務調査』の報道があった。『宮城県内のがれきの処理事業を受注した業者の間で税務申告の不正が疑われるケースが相次いだため、仙台国税局がプロジェクトチームを作って税務調査に乗り出し、申告漏れを指摘していた』という。『仙台国税局は、去年、70人の態勢で「復興マネープロジェクト」という調査チームを作り、仙台市などで業者の税務調査に乗り出し、その結果、十数の業者で経費を水増しするなどの不正が見つかり、仙台国税局は申告漏れを指摘し、悪質なケースは重加算税も含めて追徴課税、今後、ほかの地域でも一斉に調査が行われる』という、さすが国税局だ。これまでの積み重ねが一挙に現れた。宮城県警にも大いに期待し、積み重ねの結果を出して欲しい。