8月22日(木)増額の波紋

 地元紙に『大川小をめぐる第三者の事故検証委員会について、運営の事業費を大幅に増額することを明らかにした。想定より詳細な調査をしているためで、市は本日の市議会臨時会に事業費3700万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する。』と掲載された。前年度の市議会で設置費2000万円、付帯決議で認めた。その際の2000万円が妥当かどうかの議論があった。学校防災検証業務』補正予算の増要因は、検証業務の進捗に伴い、(1)ご遺族に寄り添う検証をするため、検証委員、調査委員によるご遺族からの聞き取り、ご遺族に対するアンケートなどを実施、(2)検証の経過を取りまとめた「中間報告取りまとめ」を作成・公表、(3)より丁寧なご遺族への説明のため中間とりまとめの時点で、検証委員会委員、調査検証委員自らがご遺族に説明、懇談する機会を設定、(4)十分な議論、検討を重ねるため、作業チームの開催回数を大幅増するとともに、可能な範囲内で検証委員会委員も参加、次に今後の業務の主な増要因が(1)事後対応の影響から教訓を得て再発防止対策をとることが必要と考えられることから、関係機関による事後対応も検証対象とする、(2)委員会として報告書(案)に対する学識経験者からの違意見を聴取するため、委員会開催回数を7回から8回に増やし、うち1回を公開ヒアリングとする、(3)委員会における検証をご遺族の心情に配慮したものとするため、ご遺族からの意見聴取(聴き取り、アンケート調査などを含む)を行う、(4)委員会として、公正、中立な検証とするため、報告書(案)について事故関係者から意見を聴取するなどが要因としてあげられていた。
 付帯決議を8カ月も保護にしていた市教委と本予算を超える増額に対して午前中はいろいろ御意見をいただいた。活発な議論に期待したいと申し上げた。牡鹿地区と狐崎に行き、県漁協石巻市東部支所に行く。防災集団移転の遅れや被災した石巻市の石巻魚市場の再建が、当初、再来年3月としていた完成時期が、3か月遅れることによる落胆を伺った。加速せず減速となり関係者に説明せず大川小の件も密室で進められ、遺族の方々から検証結果の内容といい増額など説明されず行われていること言う。どうか被災者に寄り添った活動としていただきたい。人口流失に歯止めを掛ける目標も、具体策が講じられなければ悪い面での加速となる。

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