8月21日(水)近江巡礼
見たい見たいと思っていたが、なかなかチャンスに恵まれず仙台での仕事することで思い切って仙台市博物館へ行き「滋賀県立琵琶湖文化館が守り伝える美 近江巡礼 祈りの至宝展」を見学した。近江(滋賀県)は、琵琶湖の恵みによって「淡海(おうみ)」とも呼び、古くから文化や産業が栄え、奈良や京都に近く、大津や信楽に天皇の宮が置かれた歴史もある。また琵琶湖を望んでそびえる比叡山は、日本仏教の一大中心として様々な宗派を生み出す母体となった。
滋賀県には仏教美術や神道美術をはじめ多くの文化財が伝えられており、本展覧会には延暦寺(天台宗総本山)、園城寺(三井寺、天台寺門宗総本山)、西教寺(天台真聖宗総本山)ほか神照寺、聖衆来迎寺、近江神宮など琵琶湖周辺に点在する35の古寺社から、仏像、神像、仏画、金工品、経典など、国宝2件、重要文化財28件を含む79件の名宝が展示されていて、感激した。
大和、伊勢、出雲に次いで近江というらしいが、神や仏の思いが伝わる。仏像は仏教の像であり、人間の心の問題となっている仏教の教えは釈尊にはじまり直ぐには理解しにくいが仏像の形や姿の変化は心の変化で目に見えるだけ理解がしやすい。飛鳥時代から大化の改新(645年)まで銅像と木造では、樟の一本づくりで立体化していく職人芸と慈愛に満ちた仏像に心を打たれる。素晴らしいの一言だ。
良い物を巡礼していただける、まさに、市民目線で現場、地区周りが必要だ。帰りに石巻市議会臨時会が明日開催されるため議会運営委員会が開催されたと、市民目線の議論に期待したいので、是非、傍聴して下さい。夜は、ふなやでニュービジネスモデルなどについて懇談会。