8月29日(木)表裏一体
日本経済新聞の春秋に、『「ゲン」がない。どこにもない。松江市教育委員会による閲覧制限が問題になった漫画「はだしのゲン」のことだ。騒動をきっかけに読者が殺到し、いま書店では品切れが続出、図書館でもほとんど貸し出し中とあってめったに手にできない。版元は増刷を急ぐそうだ。』が載っていた。この件で3つの課題、①短慮が、かえって「ゲン」をいよいよ有名にした、②漫画の表現、歴史認識、戦争の不条理、原爆の悲劇など作品内容、③市教委5人の委員の役割と事務局のあり方が浮き彫りになった。ツールは便利の反面危惧するものと表裏一体だ。
午前10時から、Yahoo!復興ベースで特定非営利活動法人パソコンママネット主催の「子供たちのネットトラブル~保護者のためのITサロン~」に出席した。はじめに遠藤一恵理事長から御挨拶があり、スマホの普及率とLINEの普及率により無料と言う名につられたトラブル事例など参加者は少数だったものの、お茶を飲みながら、子供たちがやっているLINEとかオンラインゲーム、FBなどがどんなものなのか、情報共有し、携帯・パソコンの危険な点、心配な点など多岐にわたり有意義な時間を過ごすことができた。東日本大震災以後の携帯電話の普及で便利安心の中で、トラブルに巻き込まれる危険性などツールの使い方は原点である家庭教育でルール化する必要があるなど話し合った。
終了後、来年3月9日開催予定の「笑み舞う」天旗まつりについて協議した。その後、スマホがメールがいっぱいFBがウイルス等で動かず、携帯電話屋さんに緊急解除し軽くなった。夜は、過日の雨で新蛇田市街地整備中の雨水対策が施されておらず冠水で大問題だと連絡があった。明日から天気予報で、特別警報が運用される。気象災害、水害、地盤災害、地震、噴火などの重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に、気象庁が警告のために発表する予報だ。どうか、被害がこれ以上起きないことを祈りたい。この雨水対策については、新市街地整備や高台移転においても危惧していただけに残念だ。開発と雨水対策まさに表裏一体、早期に対応を講じていただきたい。
さらに、4月24日一審判決が出て、上告された件について、予想通り仙台高裁判決の主文は「原告の控訴を却下する、裁判費用は原告の負担とする。以上~」だった。百条委員会で私が議長として告発する前に市長から付け返されたものだが、「正当なる事由」はまさに告発と表裏一体だ。これを受けてどう動きが出るか、国税局のPJをはじめしっかりと注視して行きたい。