10月18日(金)防災行政

 台風26号による記録的大雨、暴風に伴い多くの傷跡を残した。15日からカキ出荷が始まった翌日の暴風で養殖施設からカキの落下や倒木など多くの被害だ。とりわけ、報道されている東京都・伊豆大島の大島町では大規模な土石流が発生し、多くの犠牲者を出した。東日本大震災時を思い出し、尊い命が失われたことに心が痛む。津波のように 大量の土砂で家は押しつぶされ、住民がのみ込まれた。山肌は崩れ、集落は泥や流木に覆われ、自衛隊や消防団、高校生までが繰り出し作業にあたっていた。目安となる72時間が過ぎているが、国や自治体は被災者の救助活動に全力を挙げていただきたい。
 行政の防災整備機能や活動は、各種法律で定められた法定義務である。改めて検証すべしだ。対応いかんによっては、リーダーを中心に防災行政の脆弱性、や不作為など過失責任を問えるか、と言うことにもなる。
 さて、午前中は議長室で阿部議長と前議長という立場から私がNPOと牡鹿半島支援について来年度の活動計画の素案や問題点について懇談した。問題点は何と言っても復興のスピードが遅すぎることによる人口流失に歯止めがかからないことだ。防災行政を含めその対応、安全安心の街づくりについて一刻も早い行動を願いたい。昼食も議長をはじめ元同僚議員さん方達と一緒、その後も懇談させていただいた。
 台風27号も発生し26号と針路が似ているが、地盤も弱くなっているなかで対応が問われる。

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