1月19日(日)メッセージ
10時から立町にかねて建設していた石巻市子どもセンターが完成し開所記念式が行われ、立町商店街の浅野社長ほかと出席した。施設は、子どもたちが主体となってスポーツや文化活動などのイベントを開いたりできる場をつくり、商店街や地域の復興に役立ててもらおうと公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとサントリーが建設の支援をいただいた。震災後の7月から携わり応援してきただけに思いも一層だ。センターの設計は、市内の子どもたちのアイディアが各所で取り入れられその熱きメッセージが伝わる。開所式では、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン横山理事とサントリー折井役員、完成までお手伝いした大人のメッセージ、地元の小学生から高校生が思いを漢字一文字で表したメッセージは素晴らしかった。
午後0時半からは、石巻合同庁舎で第9回大川小学校事故検証委員会が開催された。第三者検証委員会は最終報告案を示すと見えていつもより傍聴者が多いような気がする。市議5人に県議2人に両サイドにマスコミと事務局の御父上である首藤検証委員の姿が見えない。2つの資料で委員会が進められたが、予想通りだった。「地震後、教職員が組織的かつ積極的に情報収集し、迅速に意思決定していればもっと早く避難できた」と学校側の問題点と市の行政としての対応(河北総合支所)、市教委の対応など指摘した。そして被害を繰り返さないための対策として、24の提言を盛り込んだが、遺族側の一部に結論ありきで一番知りたい部分が確定せずに提言と呆れかえって帰った方もいた。意見交換前に会場を後にしたが、未来を担う子ども達の夢が午前中ならメッセージも出せず寸断された思いを考えるとそのギャップは大きかった。
夜は、息子達と打ち合わせ、とても複雑な1日だった。