3月2日(日)検証
石巻市立大川小学校で多くの児童が東日本大震災で犠牲になった事件について当時の避難状況などを検証した第三者委員会の室崎益輝委員長が昨日、石巻市役所で亀山紘市長に報告書を提出した。先に、遺族側が不服としたままの報告書だが、弁護士がクライアントを守るようなことなのかと思う。河北新報には『亀山市長と境直彦教育長は記者会見し「提言を学校防災に生かす」と述べたが、責任問題には「道義的責任を感じる」と従来の見解を繰り返した』と記載してあった。既に、欠陥だらけの報告書は5,700万円の市費が投じられ報告書だ。それについて『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』 池上正樹 加藤順子著書が鋭く遺族が真相の究明と正確な記録を求める中で、スタートした検証委員会は果てしない迷走を始めていく。「最終報告」までの実態を浮き彫りにする迫真のドキュメントが出ている。
さて、今日は仙台で被災地が抱える課題、復興の妨げとなっている問題について検証作業、小雨が降る中で全て膿を出し明らかになっていくことが真の復興へ繋げていきたい。