4月24日(木)和の心

 朝、友から新鮮な小女子をいただく。いつもの魚屋さんから目に青葉といかないが、初ガツオを妻が購入した。地区の方々と懇談し四季折々、和の国の素晴らしさと人々の温かさに触れつくづく良さを感じる。さて、日本経済新聞の春秋に『珍島沖で沈没事故を起こしたセウォル号のセウォルも、漢字だと「歳月」である。日本でもよく使う言葉だが、韓国ではもっとなじみが深いらしい。演歌の歌詞にも、過ぎた歳月を忘れて――などと頻繁に登場する。そんな親しみある名をいただき、多くの修学旅行生を乗せた旅客船の、なんというむごい最期だったろう。発生から1週間たったというのに、捜索や救助ははかどらない。そのいらだちもあってか韓国の人々のあいだには、惨事を招いた社会のひずみを問う声が高まっているという。安全を顧みぬ効率至上主義、真っ先に逃げ出した船長が物語る職業倫理の崩壊……。失意はあまりに深く、さまざまな不信が渦巻いているようだ』まさに、昨日私が感じたことと一緒だ。先日、買い込んだ竹田恒奏先生の著書「これが結論!日本人と原発」(小学館)、「日本人て、なんですか?」(ビジネス社)、「日本人の宝」(PHP)など読んだ。想定外ではなく「想定しなかった」人災のことなど和の心の大切さを改めて感じた。

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