5月4日(日)みどりの日
1989年(平成元年)から2006年(平成18年)までは4月29日であったが、2007年(平成19年)以降は「みどりの日」を5月4日に移動し、4月29日を「昭和の日」とすることとなった。このことは、以前に書いたとおりだ。国民の祝日に関する法律第2条によれば、「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としている。ゴールデンウィークを構成する休日の一つである。
さて、市内はどこもイベントなどで混雑していた。友人の床屋で散髪、話題は市議選など盛り上がっていないことなどだ。自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ趣旨の休みだ山々に目を向けた記事が日本経済新聞に掲載してあった。『私たちにとって森が大切な資源であることを改めて確認したい。森林が本来の役割を果たすには、下刈りや間伐をして適切に管理することが欠かせない。しかし、林業の担い手は5万人に満たず、高齢化も著しい。適切に手を入れるどころか、放置されている森が増えているのが実情だ。一方では、戦後に植林した人工林が伐採に適した時期を迎えている。すでに合板では輸入材に代わって国産材を使う動きが広がっている。林業を立て直す好機だ』確かに林野庁では『木造住宅を建設した場合などに、最大で60万円相当の特産品などに交換できる「木材利用ポイント事業」を実施し、一定の効果をあげている』こともある。『1964年に木材輸入が完全に自由化されて、今年で半世紀になる。その後、輸入材に押されて国産材価格は低迷し、林業は長い冬の時代が続いてきた。その林業が再生すれば、地域に雇用が生まれ、山もよみがえる』と結んでいた。幼少のころ父親に「おまえが50歳過ぎた頃にこの山の木材で左うちわだ」と言われことを思いだした。夕方、息子夫婦もやってきてみどりの日に相応しい話題で一献。