5月14日(水)忠言

 『史記』留候世家で孔子は「忠言は耳に逆らえども行ないに利あり」という。建て前は別として、忠言は耳ざわりだしお世辞を言われて怒る人はいないが、それはなんの役にも立たないどころか害があるだけだ。これに反して、忠言は耳ざわりだが、役に立つ。また、『史記』商君伝に「苦言は薬なり。甘言は疾なり」もある。三国志などを読んでいると忠言に耳を傾ける親分が多く、乱世を乗り切るリーダーの苦悩など引き込まれて読むことができる。
 日本経済新聞社説に『出生率向上頼みの人口減対策でいいのか 』が取り上げられていた。『少子高齢化の現状を放っておくと、総人口は約8700万人まで減り、65歳以上の高齢者が占める割合は25%から40%程度まで上昇する。4分の1以上の地方自治体が消滅の危機に直面し、財政破綻のリスクも高まるという』なぜ、50年後の悲惨な未来図をあえて示したのか、政府による出産・子育て支援の倍増などを提言もっともだが、抜本的な相対的な改革の必要性を提言している。国家でもそうだが、一自治体の政策も定住者を増加させる改革とはいえぬ部分が多い。
 市議選新人力行予定者をはじめ支援者の方々ともお会いしたが異口同音の答えだ。朝、出がけにヘビを見たので、本日発売のジャンボ宝くじを購入した。FBでは友人達が盛り上がっていた。夜は、石巻グランドホテルで石巻日和ライオンズクラブの理事会、定例会だった。少数精鋭となった組織として忌憚のない意見、忠言はしっかりと受け止めていただき活発な議論となった。忠言は大事だ。

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