6月3日(火)ちぐはぐ

 今朝の石巻かほくに『石巻市が半島部の浜再生へ本腰 本年度、計画策定向け測量調査』が1面、間もなく3年3カ月を迎え、やっと東日本大震災で被災した半島部の浜の再生へ動き出す。遅い、それも実施するのはなく、本年度は地盤沈下の状況などを調べて測量調査を実施し漁港背後地の活用について住民の意向を聞き跡地利用計画を策定するだけだ。一昨年の石巻市議会議長に就任した時から、産業再生のため漁港ができれば、高台移転の土を河川のレベルを定めて漁港は御地に敷き詰めると①高台移転のスケジュールが早まる、②河川が早期に完成する、③漁港は背後地が早期完成し逆流して沼地になることが回避される、④跡地利用を即活用できる、⑤漁業をなりわいとする浜の復興へ希望をもたらし人交流失に歯止めが係るなど復興加速すると提言したが縦割りの弊害か実施されずにやっと計画するための調査となる。現在も地盤沈下の影響が著しく、歯がゆい思いだ。
 さらに、『少子化対策提案へ 石巻市、プロジェクトチーム設置 9月に中間報告』とあるが、現職の議員さんとも懇談でき昨年4月に2年の任期で、幼児期の学校教育・保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に進めるため、「子ども・子育て支援事業計画」を策定、国が来年度に導入を予定する新たな子育て支援制度に備え、地域ニーズを踏まえて養育支援が充実した計画を目指す。有識者らに子育て中の親を加えて15人で構成する事業計画策定委員会を組織した委員会とダブルスタンダードにならないのかという疑問だった。昨日、「宮城のチカラ」で紹介のあった『みんなのカフェ』で午後からコーヒーブレイク、いろいろな子育てのお母さんの思いを伺った。
 エールをいただきながらここにきて、ちぐはぐな施策が見える。新市議会に活発な議論を期待したい。

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