8月17日(日)帰省

 日本経済新聞春秋に『…都会へのUターンラッシュはこの週末が山だとニュース番組が伝える。しかし帰省による高速道路の渋滞も、鉄道の混雑も、かつてに比べずいぶんましになった。休暇時期の分散、交通網の充実、自宅を早めに出るなど一人ひとりの工夫に加え、長旅を伴う帰省先を持たない人たちが増えたことも、その一因かもしれない』と。明治安田生命とJTBの調査結果でも帰省目的の旅行者が減り、グルメや温泉、友人との親睦に休暇を費やす人が増えているという。『田舎から上京した団塊世代から、都市近郊で生まれ育った世代へ。都会に住む人の変化が垣間見える』と。結びで『「昔この国に帰省ラッシュという現象があった」。そう語られる日が来るのだろうか』。何とも切ない思いだ。29歳になった長男も重ねて考えることがある。社会学者の古市憲寿さん「だから日本はズレている」の著書に同様な考え方がみえる。社会構造の変化に政治も経済も中々軌道修正が見えず、逆に疲弊した減少だけが際立つ。
 夜7時、菩提樹渡波で色川家通夜へ弔問し自宅に戻ると息子からの電話でホッとすることがあった。手本となるべき私達もしっかりと生き方の指針となるべく徳を積むことが大切だ。

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