11月19日（水）寡黙
寡黙な男性を演じて日本を代表する俳優として活躍した高倉健さんが83歳で亡くなった。60年に及ぶ映画人生を生き、任侠ものを離れてからは「駅」「居酒屋兆治」「あ・うん」「鉄道員」「あなたへ」などなど。硬派でシリアスな演技を得意としているほか、コマーシャルで使われた「不器用ですから」のセリフが忘れられない。出演作は205本にのぼるという。学生時代に「ぴあ」を片手に「網走番外地」や「昭和残侠伝」「唐獅子牡丹」（主題歌も自ら歌った）などを見て映画館を出てもしばらく方をゆすりながら街を歩いた人がいたくらいだ。寡黙でも伝えるものがある。
さて、午前中は、弁当や仕出し屋にオードブルに花などの不可思議な注文の件で地元紙に「御商売をなされている皆様へ」と広告が掲載された。もっと早ければ第2、第3の被害が発生しなかったかもという不可思議な話で、友人宅も被害にあっている。発注者が議員なのつい信じてしまったという。加えて変な情報もあった。午後は、トップニュースで東日本大震災で発生した石巻市のがれき処理で、業務委託費をだまし取ったとして先月３０日に震災の年の４月分１２００万円余りの詐欺の疑いで逮捕された建設会社社長が震災の年の５月から８月までの４か月間も、同じ手口でおよそ１億２６３万円を４回に渡りだまし取っていたとして再逮捕された。
今は、司直の行方を見守るだけで、亡き高倉健さんの如く、寡黙に復興へ寄与して行きたい。